Handling

機器取り扱い

Handling

獣害撃退装置 の取り扱い

害獣撃退装置の取り扱い

本装置は、背面操作型と前面操作型に分類されます。以下の手順で安全に操作してください。


主な操作項目

  1. 対象害獣の設定
  2. 発声時間の設定(昼間のみ・昼夜・夜間のみの切替)
  3. 発声間隔の設定(1分~60分)
  4. 音量の設定
  5. 電源の投入

注意: 電源を投入する前に、各ボリューム(VR)やスイッチ(SW)を以下の手順に従って設定してください。


(1) 対象害獣設定スイッチ(対象害獣設定SW)

対象とする害鳥獣を、パネル表示に従ってロータリースイッチで設定します。

  • 標準型:
    イノシシ:「1」、シカ:「2」、カラス:「3」、クマ:「4」、ハクビシン:「5」、ハト:「6」
    (出荷時設定は「0」=1kHz単音)
  • 特化型:
    パネルに対象害獣のシールが貼付されています。昼夜で異なる害獣を設定するタイプでは、害鳥獣1:「1」、害鳥獣2:「2」に設定します。

注意: 設定にはマイナスドライバーが必要です。


(2) 発声期間スイッチ(発声期間SW)

発声モードを以下から選択して設定します。

  • 昼間のみ: 昼間活動するムクドリ、ヒヨドリ等に有効
  • 夜間のみ: 夜間活動するイノシシ、シカ、アナグマ等に有効
  • 昼・夜: 常時運用したい場合に設定

(3) 発声間隔設定ボリューム(発声間隔設定VR)

発声間隔を設定します。

  • スピーカータイプ別推奨範囲:
    • ホーンスピーカー/ダイナミックスピーカー:1分~60分
    • パラメトリックスピーカー:10分~60分(推奨)

補足:

  • テスト確認時は1分(左回しいっぱい)に設定すると便利です。
  • パラメトリックスピーカーは1分設定で消費電力が増加するため、通常は10分以上を推奨します。

(4) 音量設定ボリューム(音量設定VR)

スピーカー音量を周囲の状況に応じて調整してください。

補足: 最大音量でも音割れしないよう内部調整されています。


(5) 初期確認(標準型のみ)

  1. 「対象害獣SW」を「0」(1kHz単音)に設定。
  2. 「定時設定VR」を1分(左回しいっぱい)に設定。
  3. 「音量設定VR」を「3」に設定。
  4. 「電源SW」を「ON」側に倒します。

動作確認: 電源投入後、約20秒間1kHz単音を発声します。


(6) 通常動作

  • 定時発声機器: 設定通りの間隔で定時発声を行います。
  • センサー実装機器: 設定通りの間隔で定時発声を行い、センサー反応時には即時発声します。

(7) 外部電源の利用

  • 対応電源:
    • 付属充電器
    • DC12V 1A~24V 0.5AのAC/DCアダプター
    • 自動車用12Vバッテリー(専用アダプターは無償提供)

注意: 外部電源使用時は、必ず「充電入力」コネクタに接続後、ACコンセントに差し込んでください。


(8) バッテリー充電の注意

  • 充電時間: 目安は3~6時間
  • 以下の場合には対応が必要です:
    1. 1時間未満で充電が終了: 一度アダプターを抜き差しして再充電してください。
    2. 8時間以上充電が終了しない: バッテリー劣化の可能性があるためお問い合わせください。

(9) サポート窓口

不明点やご相談は以下までご連絡ください:


Rear-Panel Type

背面操作タイプ

機器取扱い1(フルサイズ版)

操作部名称・機能

操作部名称・機能

  1. 電源スイッチ
    電源のオン・オフを切り替えるスイッチ。

  2. 電源LED
    電源がオンのときに点灯する表示灯(緑色)。

  3. 発声間隔ボリューム
    定時発声の間隔を調整するボリューム。

  4. 発声期間スイッチ
    発声の動作モード(昼間のみ・昼夜・夜間のみ)を切り替えるスイッチ。

  5. 音量設定ボリューム
    スピーカーの音量を調整するボリューム。

  6. 充電LED
    充電中に点灯する表示灯(赤色)。

  7. 発声LED
    発声中に点灯する表示灯(赤色)。

  8. 対象害獣スイッチ
    対象害獣を設定するロータリースイッチ。

  9. 充電入力コネクタ
    外部電源からの充電や外部入力を行うためのコネクタ。

  10. センサー・発光モードスイッチ
    センサーと発光の動作モード(ON/OFF)を切り替えるスイッチ。

機器取扱い2(フルサイズ版)

初期確認(標準型のみ省略可)

操作説明

  1. **対象害獣スイッチ(SW①)**を「0」(1kHz単音)に設定します。
  2. **発声期間スイッチ(SW②)**を「昼・夜」に設定します。
  3. **発声間隔ボリューム(VR③)**を左いっぱいに回し、1分に設定します。
  4. **音量設定ボリューム(VR④)**を「3」に設定します。
  5. **電源スイッチ(SW⑤)**を「ON」側に倒して電源を入れます。

動作説明

電源投入後、約20秒間、1kHzの単音で発声します。その後、設定に従い1分間隔で動作を繰り返します。

センサー搭載機器の場合:センサーの正面に手をかざすと、即時に発声を行います。

機器取扱い3(フルサイズ版)

設定

操作説明

以下の手順に従って装置を設定してください。

  1. 対象害獣スイッチ(SW①)
    対象とする害獣を、パネル表示に従って設定します。

    • 標準型
      イノシシ:「1」、シカ:「2」、カラス:「3」、クマ:「4」、ハクビシン:「5」、ハト:「6」
      ※設定にはマイナスドライバーが必要です。
    • 特化型
      対象害獣スイッチ(SW①)はありません。装置は指定された害鳥獣専用です。
  2. 発声期間スイッチ(SW②)
    発声モードを「昼のみ」「昼・夜」「夜間のみ」のいずれかに設定します。

  3. 定時設定ボリューム(VR③)
    定時発声の時間間隔を設定します(任意設定が可能)。

  4. 音量設定ボリューム(VR④)
    スピーカー音量を設定します(任意設定が可能)。

  5. センサー・発光モードスイッチ(SW⑤)
    センサー・発光モード動作モード(ON/OFF)設定します(ON:センサー有効、OFF:センサー無効)。


機器取扱い4(フルサイズ版)

起動・動作確認

起動および動作確認

設定が完了したら、以下の手順で装置を起動し、動作確認を行います。

起動手順

  1. 電源スイッチを投入

    • **電源スイッチ(①)**を「ON」側に倒します。
    • **電源LED(②)**が点灯し、装置が起動します。
  2. 動作確認

    • 起動直後、以下の設定に従い発声が開始されます:
      • 標準型
        • 対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに、撃退音声が約20秒間流れます。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
      • 特化型
        • 指定された害鳥獣の撃退音声が86~120秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに、同じ音声が86~120秒間流れます。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
      • センサー搭載機器
        • センサー・発光モード:ON(**センサー・発光モードスイッチ(④)**)
        • 起動直後に、対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに同じ音声が約20秒間流れます。
        • センサーが害獣を検知すると、即時に撃退音声が規定時間流れ、前面の狭指向・強発光のLEDが断続点灯します。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
        • センサー・発光モード:OFF(**センサー・発光モードスイッチ(④)**)
        • 起動直後に、対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに同じ音声が約20秒間流れます。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
機器取扱い5(フルサイズ版)

その他・注意

注意点

① 発声間隔ボリューム(VR①)の設定

  • 集中的な追い払いが必要な場合

    • ホーンスピーカータイプ:最小「1分」で運用を推奨します。
    • パラメトリックスピーカータイプ:最小「10分」で運用を推奨します。
    • 最小間隔(10分)で運用するとバッテリー消費が増加します。雨天など日照不足が続いた場合、「バッテリー切れ」が発生する可能性がありますが、晴天が4時間程度続けば復旧します。必要に応じて充電を行ってください。
  • 通常運用時

    • バッテリー寿命を保つため、発声間隔は「30分程度」で運用することを推奨します。
    • 緊急時や作物の出荷期など、発声間隔を短くしたい場合は、充電補助などを併用して調整してください。

② 発声期間スイッチ(SW②)の設定

  • 害鳥獣の活動時間に応じた設定

    • 昼間活動する害鳥獣(クマ、ムクドリ、ヒヨドリなど):「昼間のみ」に設定。
    • 夜間活動する害獣(イノシシ、シカ、アナグマなど):「夜間のみ」に設定。
  • 常時警戒が必要な場合

    • 作物の出荷期や繁忙期には「昼・夜」に設定すると効果的です。

③ 検知発声について

  • 対応機種

    • 検知発声タイプ(「YNJBA03」「YNJBA04」「YNJBA41LR」)は、最大15m以内の害獣を検知して発声します。この動作中、「検知発声+定時発声」となり、発声LEDが点灯します。
  • 設定の推奨

    • 検知発声と定時発声を併用する場合、発声間隔ボリュームを最大(1時間)に設定することを推奨します。
    • 検知発声はバッテリー負荷が小さいため、長雨や日照不足が続く状況でも長時間動作が可能です。
機器取扱い1(ハーフサイズ版)

操作部名称・機能

操作部名称・機能

  1. 電源スイッチ
    電源のオン・オフを切り替えるスイッチ。

  2. 電源LED
    電源がオンのときに点灯する表示灯(緑色)。

  3. 発声間隔ボリューム
    定時発声の間隔を調整するボリューム。

  4. 発声期間スイッチ
    発声の動作モード(昼間のみ・昼夜・夜間のみ)を切り替えるスイッチ。

  5. 音量設定ボリューム
    スピーカーの音量を調整するボリューム。

  6. 充電LED
    充電中に点灯する表示灯(赤色)。

  7. 発声LED
    発声中に点灯する表示灯(赤色)。

  8. 対象害獣スイッチ
    対象害獣を設定するロータリースイッチ。

  9. 充電入力コネクタ
    外部電源からの充電や外部入力を行うためのコネクタ。

  10. センサー・発光モードスイッチ
    センサーと発光の動作モード(ON/OFF)を切り替えるスイッチ。

機器取扱い2(ハーフサイズ版)

初期確認(標準型のみ省略可)

操作説明

  1. **対象害獣スイッチ(SW①)**を「0」(1kHz単音)に設定します。
  2. **発声期間スイッチ(SW②)**を「昼・夜」に設定します。
  3. **発声間隔ボリューム(VR③)**を左いっぱいに回し、1分に設定します。
  4. **音量設定ボリューム(VR④)**を「3」に設定します。
  5. **電源スイッチ(SW⑤)**を「ON」側に倒して電源を入れます。

動作説明

電源投入後、約20秒間、1kHzの単音で発声します。その後、設定に従い1分間隔で動作を繰り返します。

センサー搭載機器の場合:センサーの正面に手をかざすと、即時に発声を行います。

機器取扱い3(ハーフサイズ版)

設定

操作説明

以下の手順に従って装置を設定してください。

  1. 対象害獣スイッチ(SW①)
    対象とする害獣を、パネル表示に従って設定します。

    • 標準型
      イノシシ:「1」、シカ:「2」、カラス:「3」、クマ:「4」、ハクビシン:「5」、ハト:「6」
      ※設定にはマイナスドライバーが必要です。
    • 特化型
      対象害獣スイッチ(SW①)はありません。装置は指定された害鳥獣専用です。
  2. 発声期間スイッチ(SW②)
    発声モードを「昼のみ」「昼・夜」「夜間のみ」のいずれかに設定します。

  3. 定時設定ボリューム(VR③)
    定時発声の時間間隔を設定します(任意設定が可能)。

  4. 音量設定ボリューム(VR④)
    スピーカー音量を設定します(任意設定が可能)。

  5. センサー・発光モードスイッチ(SW⑤)
    センサー・発光モード動作モード(ON/OFF)設定します(ON:センサー有効、OFF:センサー無効)

機器取扱い4(ハーフサイズ版)

起動・動作確認

起動および動作確認

設定が完了したら、以下の手順で装置を起動し、動作確認を行います。

起動手順

  1. 電源スイッチを投入

    • **電源スイッチ(①)**を「ON」側に倒します。
    • **電源LED(②)**が点灯し、装置が起動します。
  2. 動作確認

    • 起動直後、以下の設定に従い発声が開始されます:
      • 標準型
        • 対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに、撃退音声が約20秒間流れます。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
      • 特化型
        • 指定された害鳥獣の撃退音声が86~120秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに、同じ音声が86~120秒間流れます。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
      • センサー搭載機器
        • センサー・発光モード:ON(**センサー・発光モードスイッチ(④)**)
        • 起動直後に、対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに同じ音声が約20秒間流れます。
        • センサーが害獣を検知すると、即時に撃退音声が規定時間流れ、前面の狭指向・強発光のLEDが断続点灯します。
        • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
        • センサー・発光モード:OFF(**センサー・発光モードスイッチ(④)**)
        • 起動直後に、対象害獣スイッチで指定した害鳥獣の撃退音声が約20秒間流れます。
        • その後、発声間隔ボリュームで設定した時間ごとに同じ音声が約20秒間流れます。
  • 発声中は**発声LED(③)**が点灯します。
  • 機器取扱い5(ハーフサイズ版)

    その他・注意

    注意点

    ① 発声間隔ボリューム(VR①)の設定

    • 集中的な追い払いが必要な場合

      • ホーンスピーカータイプ:最小「1分」で運用を推奨します。
      • パラメトリックスピーカータイプ:最小「10分」で運用を推奨します。
      • 最小間隔(10分)で運用するとバッテリー消費が増加します。雨天など日照不足が続いた場合、「バッテリー切れ」が発生する可能性がありますが、晴天が4時間程度続けば復旧します。必要に応じて充電を行ってください。
    • 通常運用時

      • バッテリー寿命を保つため、発声間隔は「30分程度」で運用することを推奨します。
      • 緊急時や作物の出荷期など、発声間隔を短くしたい場合は、充電補助などを併用して調整してください。

    ② 発声期間スイッチ(SW②)の設定

    • 害鳥獣の活動時間に応じた設定

      • 昼間活動する害鳥獣(クマ、ムクドリ、ヒヨドリなど):「昼間のみ」に設定。
      • 夜間活動する害獣(イノシシ、シカ、アナグマなど):「夜間のみ」に設定。
    • 常時警戒が必要な場合

      • 作物の出荷期や繁忙期には「昼・夜」に設定すると効果的です。

    ③ 検知発声について

    • 対応機種

      • 検知発声タイプ(「YNJBA03」「YNJBA04」「YNJBA41LR」)は、最大15m以内の害獣を検知して発声します。この動作中、「検知発声+定時発声」となり、発声LEDが点灯します。
    • 設定の推奨

      • 検知発声と定時発声を併用する場合、発声間隔ボリュームを最大(1時間)に設定することを推奨します。
      • 検知発声はバッテリー負荷が小さいため、長雨や日照不足が続く状況でも長時間動作が可能です。