害獣出現警報器について

query_builder 2021/03/22
害獣について
害獣出現警報器

中山間地域では高齢化と過疎化が進行し、その結果として、耕作放棄地の増加、鳥獣害の発生など深刻な事態が生じています。特に鹿や猪をはじめとする野生動物による獣害被害が深刻であり、中山間地域の狭い田畑を電気柵などの防護柵で防御して、細々と耕作している現状があります。度重なる獣害により耕作を放棄せざるを得ないなど、中山間地域での獣害対策は急務と考えられます。
野生動物による獣害被害は太昔から存在しますが、近年の獣害は中山間地域の過疎化に伴い、野生動物の生息する森林地域と中山間地域との境界が曖昧になり、野生動物が容易に耕作地へ侵入できるようになったこと等が要因の一つと考えられており、獣害被害は拡大傾向にあります。獣害対策として、鹿や猪などの野生動物を狩猟等によって個体数を減らす努力は必要ですがしかし、駆除だけで個体数を制限することは困難なようです。また、捕獲ばかりに力点を置き、加害する野生動物を捕獲したとしても、加害する野生動物を作り出しながら捕獲するという悪循環になるだけだと考える専門家もいます。したがって中山間地域での獣害対策には、野生動物の生息域を制限することが重要で、耕作地に侵入できない環境を作る必要があります。
侵入を許した田んぼに現地調査をさせて頂いた実際の獣害の現場はひどいもので、イノシシが田んぼに侵入して泥浴びをした結果水稲がいろんな方向に倒伏して、商品としては価値がなくなってしまったということでした。
弊社では長年上記のような獣害で困っておられる方に向け、主に音(忌避音)による害獣対策機器を提案してきました。
設置された方の聞き取り調査(全員ではないが)では、装置の設置で非常に効果を上げた事例は、イノシシ対策で≒8割、シカ対策で≒4割、サル対策で≒2割、ハト対策で10割でした(2019年出荷の37式(1式≒1~3台))。
そのうち野生動物検知(検知機能を持った装置)に関しては、9割以上の方より検知機能(DETランプ)は働いたようだという回答を頂きました。
そのため、この装置の検知機能をカウントし外部出力して、野生動物の出現頻度の高い道路、山際に設置して害獣注意警告をする装置の試作を依頼されました。結果は大変好評です。
シカなどの害獣もあまり危害はないとわかっていても、いきなりの出現には驚いてしまうものです。警告表示があると心の構えとか対策を立てやすということもあります。
野生生物の検知には、野生動物の「体温」に反応する赤外線方式、同「体液(水分)」に反応するマイクロ波方式いずれも効果が認められました。
今後害獣出現警報器(仮称)として、提案していくことを予定しています。

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