多摩川の害獣

query_builder 2021/02/01
害獣について
獣道

東京都には、多摩川に沿って西部に広がる多摩地域の丘陵地、山地及び渓谷に豊かな自然が残っており、多くの野生鳥獣が生息している。
近年、多摩川の河川敷は、隠れる所が多くあり、イノシシ、イタチ、タヌキ、ハクビシン、アライグマ等害獣の住みかと化していた。
しかし、2019年の台風15号・19号によって、多摩川でもかなり水位が上昇し、河川敷の植生も傷ついて立ち枯れが目立つようになり、それに伴って、害獣も人の目に触れやすい場所に現れるようになってきた。
現在は植生の回復も徐々に進み、深い木々の間に獣道ができて、繁殖活動も増してきたようである。
多摩川周辺に生息する害獣で厄介なのは、河川敷から越境して民家へ侵入してくる害獣である。そのほとんどは、雑食の害獣で人が食べ残した残飯や残渣物を求めてやってくる。
ほとんどの害獣は、夜行性で夜動き回って人目につかないように現れるが、食べ物が少なくなると昼間でも現れ、人々を驚かせて騒動となる。
かつて、過疎化により耕作放棄された「里山」では、害獣が隠れやすいススキ原野の「獣道」の増加が害獣を増加させてきた経緯から考えると、多摩川でも越境する河川敷の堤防などでの下草の刈払い等による害獣が隠れにくい環境の整備は必要だと考える。
多摩川は豊かな生物多様性がみられる首都圏でも貴重な場所であり、その河川敷は、住民の心のオアシス的な役割も果たしており、害獣被害は防ぎつつ、共存を図っていきたいものである。

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