音のコミュニケーション

query_builder 2020/09/08
害獣について
害獣対策装置

夏の海をシュノーケルで泳ぎ回ることは、とても気持ちの良いものです。
夏の暑い日差しの中で程よく冷たい海水に浸りながら、海中の魚と戯れていると、時間の流れが
止まったようで、非日常を感じさせてくれます。
海中の魚たちのコミュニケーション術というのは昔から、よく調べられてきていて近年行われた
研究によって、オーストラリアの沖では魚が歌うことが発見されました。
歌うといっても、歌を楽しむのではなく、魚同士がお互いにコミュニケーションを取るために、
体を使って音を出しているのだそうです。(ナショナルジオグラフィックより)
魚が音を出す理由は主に下記に分類されるのだそうです。
1.交尾相手を誘う
2.繁殖(生殖)
3.縄張りを守る
4.仲間に危険を知らせる
5.捕食者を威嚇して追い払う
6.獲物を捕らえる
もし、上記の如き状況で音を立てられそれを聴かされたら、うるさくてとても海に潜るどころで
はないかもしれないですね。実際には、上記の音は超微弱で、測定器でも海中に突っ込まないと
聞こえないようです。
海でもっとはっきりと、音を出している生き物といえば「イルカ」「クジラ」「シャチ」のコミ
ュニケーションがよく知られています。
特に「イルカ」は指向性の鋭い超音波を出して仲間との会話ができるといわれています。
超音波は、波長が短く指向性を鋭くすることが比較的容易です。
地上でも、超音波に反応(聞こえる)する動物として「コウモリ」「イノシシ」「ハクビシン」
等が知られています。
「鹿」は超音波には反応しないようです。
この超音波を使用して、「イノシシ」や「ハクビシン」の害獣対策を行う試みがありますが単一
の超音波の放射だけでは、効果は難しいという実証実験結果もあります。
むしろ、興味をもって寄ってきた等の報告もあります。
音による害獣対策は爆音で忌避音声を流すか、超音波を使用するならパラメトリックスピーカー
タイプを使用して忌避音声を害獣にだけ届けるような対策が効果的です。
また、忌避音声の発声を工夫するなど、持続的な対策も必要です。
いずれも、害獣には超音波ではなく忌避音声が届きます。
この場合の超音波は忌避音声のキャリア周波数として働き、その指向性エリアの動物(害獣)に
のみ忌避音声として聞くことができます。
パラメトリックスピーカーはよく美術館や博物館で見ている人の上から降って来たり、見ている
人だけに説明が伝わるような使い方をされています。
上記のような水中波や超音波は弾性波(叩けば波の強弱が伝わる)と呼ばれる媒体(この場合は
水・空気)を伝搬する波(電子が媒体となる電波とは違う)で、この波の強弱でコミュニケーションをとっている魚や動物(害獣)は、たくさんの種類に及び現在研究が進められています。

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