害獣の動体検知について

query_builder 2020/12/12
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動体検知

弊社では、害獣の動体検知にマイクロ波、IR(赤外線)、超音波の3種を使用しております。
使用形態はレーダータイプが大部分ですが、長距離の動体検知には、対向遮断タイプも使用しております。
害獣対策で、動体検知を用いる主な理由は、対策装置の大半は屋外機器で、バッテリー駆動で動作させねばならずバッテリーの効率運用という観点でみると、確実に害獣が検知できれば、通常の「定時発声」に比べて、バッテリーの消費が少なくなることによります。
バッテリー駆動機器は、一度フィールドに出してしまうと、その電力は、太陽電池パネルの充電頼りとなります。
通常の日照時間では、太陽電池パネルで問題なく動作しますが、年間の期間には日照不足期間が起きてしまうことがある為、そのときはバッテリーの電流保持能力に頼らなければいけなくなります。
忌避音声の発声による害獣対策では、電力(バッテリー)の消費はほとんどスピーカーの駆動に充てられる大電流でこれを、定時に繰り返す「定時発声」は、バッテリーの消費という面では、不利です。
通常は、忌避音声の発声で害獣に効果的な時間は20秒~40秒と言われており、定時発声ではこれを1分~60分間隔で設定します。
これを、一日中或いは夜間のみに繰り返していると、日照不足が1週間も連続して起きると、バッテリー容量が不足する事態が起きます。
上記の問題を解決するには、害獣の動体検知を行って、検知した時のみに発声する「検知発声」が最も適しています。
「検知発声」を行うには、下記の方針で臨むことにしております。
(1)確実に検知すること。
(2)誤動作を許容する。
(1)は自然界のことなので絶対確実ということは困難ですが、少なくとも木の葉とか草のなびきとかに反応しないように感度をあまり高くしないようにすることです。ただ、レーダータイプは通常感度を高くしないと、距離が稼げない為、そこには独自の工夫が必要となります。
弊社の動体検知装置には、感度を高くかつ木の葉とか草のなびきには反応しない工夫がされております。(特許取得済)
(2)の誤動作を許容するときは、誤動作の頻度が少なくとも「定時発声」の定時間隔よりも長くなるように工夫する必要があります。
そうすれば、「定時発声」のバッテリー消費よりも少ない結果となります。
上記、動体検知について述べましたが、音による害獣対策で、最も重要なのは、「忌避音声」でその特性・特質で、害獣対策が決まります。
そのため、日頃より動物の生態、論文、情報に注意を払っています。

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