クマ被害と撃退について

query_builder 2020/11/03
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害獣対策装置

ご存じのように、日本におけるクマは、大きく主に本州に生息する、ツキノワグマと北海道に生息するヒグマに分類されます。
NHKの調べによると、今年クマに襲われてけがをした人は少なくとも63人に上ることが分かりました。
このうち、秋田県と新潟県でそれぞれ1人がその後、死亡しています。
被害の大部分が、本州に生息するツキノワグマによるものと考えられてます。
また、今年度の4月以降にけがをした人は、合わせて123人に上るということです。
これは、一昨年度1年間の53人をすでに大幅に超えていて、この10年では昨年度1年間の157人に次いで2番目に多くなっています。
クマの出没が多発している理由について、ことしは餌となる木の実が不作で少なくなった地域もあり、クマが食べ物を求めて人里にやってきていること、過疎や高齢化によって、もともと人間が使っていた場所が森に戻りつつあり、クマの生息区域が広がっていることなどが挙げられるということです。(以上 NHKニュースより)
害獣対策の観点からみると、クマは学習能力が非常に高く、その学習能力を利用して、事象への恐怖体験を学習させることによって効果的に撃退することができるという報告もあります。
ただ、その事象が自身に危険なものか、安全なものかを見分ける「順化能力」も高く、持続的に撃退するには、例えば忌避音声がもたらす何らかの危険性として、クマの認識範囲に無い音声を未知の危険性として認知させる「希少性」「ランダム性」が重要になるようです。
元来、害鳥獣の日常生活の中でとる警戒行動は、自然界における外敵が発する声や工場等の人工的に作りだされた騒音や、経験等から自覚した危険な音源と強く結びつくと考えられており「クマ」もまた例外ではないでしょう。
害獣対策におけるクマ対応としては、クマの立ち回る林道や獣道に害獣対策装置を仕掛け、一定期間連続で苦渋音等の忌避音声を流すと寄り付かなくなるという、カナダの大学の実証実験もあるようです。
人にけがをさせ、最悪死亡に至らしめるクマの被害ですが、秋田県では下記の注意が喚起されているようです。いずれも人里へクマ類をおびき寄せない対策だそうです。
1.残飯、生ごみは絶対に捨てないこと。これは「鉄則」である。
2.出没地域は、生ごみの堆肥化を中止する。クマの食べ物は野外に放置しない。
3.不要な柿やクリなどの果樹は放置しない。早めに処理するか、伐倒すること。
4.廃棄農作物を田畑等に放置しない。適切に処理すること。
  廃屋等で不要になった果樹類は伐倒する。
5.クマ類の恒常的出没地域は、電気柵を設置。
6.クマは、ヤブの中に身を隠して移動する。明るい場所に身をさらすことを嫌う習性があ 

  る。だから、森林と農地、宅地、通学路との間にクマが出没しにくい空間をつくる、すなわ

  ち緩衝帯の設置(里地里山の保全)が有効である。

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