台風の眼の中の蝶

query_builder 2020/09/04
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害獣対策装置

またも強い台風10号が本土に接近してくるようである。
台風といえば、幼いころ遭遇した台風の眼の中に入った記憶が忘れられない。
それまで、50~60m/sで吹き荒れていた風がピタッと止み、もやった太陽が姿を現し
湿度100%の湿ったそよ風が吹いて「今までの嵐は何」と思わせるほど穏やかで一種
幻想的でさえあった。
そんな時間が、数時間続いた後、返し風と呼ばれる、風向が真逆の猛烈な風が吹き荒れ
るのである。返し風は、眼を過ぎた直後が最も激しい。台風のアイウオール(眼の壁雲)
と呼ばれる高さ10㎞以上はある壁雲下での嵐を実感させられた。
そんな台風の眼の中に入ってしばらくすると、これまでに見たこともない蝶の群れが、
飛び交っていたのである。
生き物に興味があった子供時代でも、稀な経験であった。
後から、高校の先生が「フィリピンの東で発生し北上してくる台風の経路上で、海上を南へ
「渡る」途中台風に巻き込まれ、運よく台風の眼の中に紛れ込んで生きのびた蝶が、台風の
眼の中を脱出できずに運ばれるように北上して、上陸地点の陸上で飛び回ることもある」
というお話を伺った。
あの時台風の眼の中で羽ばたいて蝶は、実は旅(渡り)の途中で台風に遭遇したのかもしれ
ない。
蝶が旅(渡り)をするのは有名で、列島各地から、台湾・香港・東南アジア等へ直線距離に
して2000km以上の旅をする蝶もいる
自然の猛威の象徴でもある台風の眼の中で生き延びる生物に逞しさを感じさせられる。

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